EXILE TAKAHIRO 武道館LIVE2023"EXPLORE"~17年前の明日~

道の駅~Road to EXPLORE~

とても幸せなTOURだった。
ずっとずっと終わらないで欲しい…そう願わずにいられない、そんなTOURだった。

武道館LIVE 2023"EXPLORE"が解禁された時。
私の心は揺れた。
2日後新潟(“STARS”~Land of Promise~)遠征。

…さすがに行けないよね…行けるわけないよね…
と思った。

一次先行は見送った。
でも。FINALの山口に参戦して。

見送ったことをひどく後悔している自分に気付いた。

MCで。
敬浩さんが紡ぐ言葉たち。
静かに。でも確かに、私の心に降り積もってゆく、優しい、力強い言葉。

“後悔のない人生を…やりたいこと、やり始めたいこと、会いたい人、今一緒にいたい人…何でもいい。今、頭に浮かぶものがあれば。それが今です。今、動いていただきたいと思います”

何度も聴いたはずのその言葉。
これから先。何かを決断する時。岐路に立った時。必ず思い出し、そして私の背中を押してくれる言葉になる…そう感じていた。

後悔なく…今、会いたい人…その言葉を改めて山口で聴いて。私は武道館に行くことを決めた。


一夜限りだからできるセットリスト…

その言葉に納得せざるを得ない、ものすごいハードなセトリだったと思う。

MC等の時間はあったとはいえ、2時間以上たったひとりで、休みなく歌う…ロックからバラードまで、本当に聴かせる魅せるLIVEだった。

コロナ禍の中、自分を奮い立たせる為に作ったというEXPLOREからスタート。
そのままYOU are ROCK STAR、ChooChooTRAIN(これをひとりで歌えることがすごすぎると思うけど)…

そしてEverythingのイントロが流れて。
泣きたくなった。

道の駅でめちゃくちゃ楽しそうに歌う敬浩さんと。
各会場に響き渡るファンの合唱を思い出して。

ーーーーーー声の出せないLIVE。一緒に歌えないLIVE。

一緒に歌って、と言えないLIVE。言ってもらえないLIVE。

…長い長い時の中で。
私が体感した4つのTOUR。

RISING SUN TO THE WORLD。
開催していただけて。そこにいられるだけで幸せを感じられた…
自分が生きてく上で。最早なくてはならないものなのだと、思い知らされたLIVEだった。


"皆さんの声が聴きたい"
MCでのその言葉に涙が止まらなくなった

そして、TIJとANSWER…
もらってばかりの。受け取ってばかりのLIVEだった。二度とあの空間に行けないことが。
当たり前に過去になってしまうことが、ずっとずっと受け入れられないくらい、私を変えたTOURだった。

声なんてなくても。
ただただ見つめるしかできなくても。

そこに行きたい、そこに、いたいのだと強く想い焦がれる空間だった。

そしてRED PHOENIXで。
歌える喜びを噛み締めるように笑い、歌う敬浩さんと。

時折ものすごく胸が締め付けられるようなせつない表情で客席を見つめる敬浩さん…

RSTWもTIJも。
もちろんANSWER…だって。

声を出したかった。
一緒に歌いたかった。
…歓声で包んであげたかった…

"いつもありがとう~"
そう言ってくれた敬浩さんの瞳は。

涙の膜が張ってるみたいにキラキラしてた。

幸せだって伝える術が欲しい。
LIVEに行けなかった、LIVEがなかった13ヶ月は。

今までどうやって生きてきたかを思い出すこともできない程、ただただ虚しい毎日だった。
何の感情も湧かなかった。びっくりする程、何も無かった。

たくさんの制約があっても。
声を出すことができなくたって。

そこに行けば大好きな人に会える。
大好きな人が。そこにいてくれる…

歌声が聴ける。
動いてるとこが見れる。
パフォーマンスが、見れる。

それが、どれだけ幸せなことで、どれ程恵まれていたのかを。

思い知った。

STARSで三代目の7人が。
何度も言ってくれた。歓声が、歌声が嬉しいと。
LIVEが楽しい。生きる場所だと。

だから。
道の駅初日で。敬浩さんが涙したことも…よくわかる…

アーティストもファンも。
同じ想いを抱えているのだと感じた。

Everythingが流れる間中、この数年を思い出し、そんな想いでいっぱいになった。
いつのまにか、すっかり泣き曲になってしまっていた。


そのあとも。
こんなに一気に歌える?という楽曲が続いた。

めちゃくちゃ盛り上がる客席。
なのに敬浩さんに“落ち着いてください”って言われるの笑いすぎた(笑)なにそれ(笑)

そこから一気にバラードタイムへ。しっとりした雰囲気に包まれて。
照明がめちゃくちゃキレイで。

ソロデビュー曲の一千一秒、そしてEternal Loveを聴くのは、道の駅2019以来だった。

THIS IS LOVEはアルバムを聴いた、初聴の時からヤバい曲なのはわかりきっていたけれど。
LIVEで生で聴くと。想像以上にヤバかった。優しくて力強い敬浩さんの歌声に。気付いたら涙止まらなくなっていた。

Lovers AgainとTiAmoのアレンジ考えたの誰。
やっぱり敬浩さん??天才。まじで天才すぎた。

EXILEの原曲で歌って、間奏からEXILE RESPECTシリーズのアレンジに切り替わるその瞬間、ゾワッて鳥肌立った。すごすぎた。

その余韻に浸る間もなく、“バラード長いと思ったでしょ(笑)”と言われて我に返った時には照明も変わっていた。

Beautifulで空気は一瞬で変わった。長く応援してこられたファンの方は、ここからのEXILE LOVEの楽曲、すごい嬉しかっただろうな。

知らなかったけれど、敬浩さんもEXILE LOVEが好きなのに、唯一TOURを回っていないアルバムらしい。

“今からでもこのアルバムを引っ提げて、TOURしたい”←…え??

“出してすぐTOURしなきゃいけない決まりもないし”←確かに(笑)

あんなにビジュアル完璧でかっこよくてめちゃくちゃ歌うまいのに、なんで喋るとこんな面白いわけ。

時の描片―トキノカケラーは、私のプレイリストにも入っている大好きな曲だし、まさか聴けると思っていなかった。

そして。ONLINE~X’mas大イヴ~LIVEで歌ってくれて。涙止まらなくなった、変わらないモノ。

変わらないモノを歌ってくれたあとに、

“これからも変わらずに歌い続けます”と言ってくれた…。

Somedayのイントロが流れてからは、一緒に歌ってと要求されているのに、涙が止まらなくなって。EXILEの楽曲の中では、特に想い入れが強い曲。
道の駅2019の1曲目。そしてRSTWで、TRIBE全員で歌ってたアンコールの曲。

東京ドームで。フロートに乗った敬浩さんが目の前に来てくれた曲。初めてあんな近くで敬浩さんを見た曲。

めっちゃ泣いた後のHappy Birthdayでも涙止まらなくて。

そして本編ラストソングのUnconditional。
どこか泣きたくなるような。泣き出してしまうんじゃないかと思うほどに感情の込められた歌声に、仕草に。最後まで涙止まらなかった。

客席の照明が全部ついて。眩しいくらいの光の中。舞い散る銀テがキラキラする中で。

きっとステージからハッキリ見える客席を、敬浩さんは愛おしそうに見渡してた。

17年前の明日。
同じ場所で歌ったはずの、運命のヒト。

まだ出逢えていない私だけど。数年後、坂を転がり落ちるように沼にハマります。あと数年。どうか待っていて。

髪を切っていた敬浩さんは。写真や動画でしか見たことがない、17年前と変わらない姿に見えました。(不老不死なの??)

コロナ禍にあって、家と職場の往復しかなかった日々の中で、2021年5月に出逢ったTHE FIRST TAKEのもっと強く。

道の駅の円盤(東京公演)を何度見たかわからないほどのこの曲。
海猿ファンの私にとっては本当に想い入れが強く、まさか聴ける日がくると思ってなかった。本当に本当に嬉しい。

必ず夢を持つとか 背負わなくていい ただ生きよう

いつになっても悩みは消えないけど
生きてることですべてはOKさ

予定通りにいかない毎日でも
生きてるだけで 君は宝物さ

道の駅のMCでも何度も聴いた。コロナ禍の時の気持ち、心情、こんな時代だからこそ。
Everythingももっと強くも、Happy Birthdayも。より強く光り輝く。

生きてるだけでいい。
生きてるだけで、いいんだよ。

っていう、今の敬浩さんからのメッセージに感じた。ただただ生きてるだけでいいんだと。
一緒にこんな時代を生き抜こう、と。今、敬浩さんが伝えたいメッセージなんじゃないかと感じた。

ラストソングのSpotlight~光の先へ~は、ただただ美しかった。

歌声もピアノの旋律も、ステージのライティングも何もかもが。壮絶に美しかった。

Spotlightで始まる道の駅~Road to EXPLORE~から、Spotlightで終わるEXPLOREへ。
ただただエモいなと。本当に最高の空間だった。ひとつの旅が終わったと感じた。

最後のON THE WAYと共に流れる映像。そして手書きのメッセージ。本当に字まで美しい…

“今度は僕がみなさんを連れて行く”その言葉に。胸がいっぱいになった。


道の駅で。
出逢いと別れを繰り返し、つらいこともたくさんあった、長いスランプもあった、そう聞くたびに。
いちばんつらい時に寄り添えなかったことを、本当に自分の遅さに、勝手に申し訳なくなった。

道の駅が終わってから。本当に武道館が待ち遠しくて、なのにその日が永遠にこなければいい、そんな思いで苦しくなった。

武道館の会場で。長く応援してこられただろうファンの方を、たくさんたくさん見かけて。その方たちにとって、今回の単独公演は、本当に感慨深く、嬉しいだろうなと思いました。

5年…10年先には、私もそんなファンのひとりになっていたい。

道の駅の円盤のエンドロールに流れる、Special Thanksのものすごい数のファンの名前。
私はその中から自分の名前を探すことを諦めました。見つけられる気がしない(笑)
流れ続けるファンの名前を見つめながら、涙が止まらなくなった。

本当にファンを愛し、ファンに愛されてる人なんだと改めて感じた。


たった1日しかないその日が、本当に愛おしくて、終わってしまうことがせつなくて悲しくて。

だけど。
“終わりがあれば、始まりがある”そう言ってくれた敬浩さんの言葉は、

始まれば終わりがくる。
人は出逢った瞬間から、別れに向かって歩く。恋愛も友達も家族、我が子でさえも。その価値観で生きてきた私を、私の孤独を、また救ってくれた。

道の駅2019に初めて行ってから。
この人はずーっと変わらないし、変化していくし、進化していく。

“精進して、男を磨いて、必ずみなさんと再会する、ついてきてほしい”

ハッキリ言ってくれる。この先がずっとずっとあるんじゃないか、と有無を言わさず信じさせてくれる力強さが、本当に羨ましかった。
敬浩さんのファンは。絶対に幸せだろうなってずっと思ってた。

いつも明るくてニコニコしていて、キラキラしてて。ちょっと悪ノリもしちゃうようなヤンチャなところがあって。
その明るさ、優しさに、何度も救われてきた。

私が、LDHもういい!!って離れたくなるたびに、お兄ちゃんが迎えに来てくれる感覚だった。
敬浩さんがいなかったら。とっくにLDHから離れていたかもしれない。

敬浩さんは。他のどのグループのボーカルとも違う苦労や思いをしてきた人だと思うから、きっと人の痛みが、よりわかる人。寄り添える人なのだと思う。
何もかも完璧すぎて。スペック高すぎて。どこかスーパーマンみたいな感覚で見ていたところがあったのかもしれない。

非の打ちどころのない、完璧な人…というイメージで。

でもそんなことはなくて。
たくさん迷ったり悩んだり、時には思うように歌えなくなったり。そういう経験をして乗り越えて。
だからこそあんなふうに寄り添える人なのだと、そういう人間味溢れる素敵な人なのだと、今更ながら気付いた。

そんな道の駅~武道館LIVEだった。

この人に救われてきた人はきっとたくさんいて。先輩にも後輩にもきっとたくさんいて。

もちろん私のように、ファンの中にもきっといて。

だけど。敬浩さんのことを助けてくれる人はいたのかな…。


―――――すべての音が消えて。
敬浩さんの歌声だけが響き渡る会場で。ファンが。会場が、静まり返り、息を飲む瞬間と、その後の感嘆のため息、鳴り止まない拍手は、本当に鳥肌だった。みんなこれを聴きに、道の駅に通うのかと納得さえした。
そんな、優しい光、のことは一生忘れない。


面白くてお話上手で、背が高くて足も長くて、スタイルも良い。
えくぼがかわいくて、完璧なイケメン。字がキレイで、絵も上手で、空手が強い。
優しくて明るくて、努力家で気遣いも半端なくて後輩想い。常に自分に厳しく、周りに感謝の気持ちを忘れず、すべてに対してリスペクトがあり、謙虚で、本当に人としてすごいなと。
心も言葉も、姿勢も。本当にまっすぐに刺さったし心から尊敬します。

敬浩さんがファンに向かって。
生まれてきてくれてありがとう。ここにいてくれてありがとう。
そう言ってくれたHappy Birthdayは。

そのままファンが敬浩さんに対して抱いている感情ではないのか。

―――ただ 敬浩さんが幸せに過ごせたらそれでいい
――――ただ 敬浩さんが 敬浩さんらしく生きてくれたらいい

その先に必ずファンと見る新しい景色がある。

何の力も持っていないけれど。
何ひとつお返しすることもできないけれど。

これからも敬浩さんが見つめる先にある、EXILE TAKAHIROのファンの光のひとつになり続ける。

道の駅で、何もかも叶えてくれた敬浩さんに。
私ができることは。

現場に可能な限り足を運ぶこと。それしかないのかもしれない。幾度となく私を救ってくれた敬浩さんに。

恩返ししたくて、会場埋めたくて、アルバムも円盤もグッズも買ってあげたくて。
それくらいしか感謝を表す術がない気がした。

道の駅で。言葉を尽くしてくれた敬浩さんのことを。

ずっとずっと追いかける。
Xmas忘年会、楽しみ。

次の約束をもらえて、本当に本当に幸せ。