私のANSWER…

吹雪の高速道路をノーマルタイヤで運転する…

 

そんな恐怖の中、広島公演から私のANSWER…は始まった。

大好きなANSWER…SHADOW。まさかの本人登場しない??頭の中が??で埋め尽くされ、どういう演出なの、と度肝を抜かれてSTART。

 

Can You See The Lightで登場してきたおみさんを見た瞬間、流れ落ちる涙を止めることもできず、瞬きも惜しんでただただ見つめてた。

 

会いたくて会いたくて、本当に会いたくてたまらなかった、三代目の登坂広臣じゃない、私が出逢った、ソロのおみさんにやっと会えた。

 

広島公演終わった瞬間、熊本公演参戦を決めた。この時点で既に福井2公演、新潟1公演に行けていない。どんなに後悔しても、時間を戻すことはできないから、この先全部行けないか仕事より真剣に考えた。

 

飛行機、新幹線、ホテル、車…

業務の締め日、子供の学校行事。毎日考えた。どうにかして行けないか、毎日毎日考えた。

 

 

絶対にコロナになってはいけない。

職場と家、スーパー、ドラスト、たまに学校…それ以外どこにも行かない、誰にも会わない。職場でも必要以上に人と接触しない、話さない、用件はできる限り内線電話で済ます。

 

自分が県外に、感染拡大地域に出るということがどれほど無責任な行動か、時期と居住地、社内での立場、子供のこと…堂々と行って良い立場じゃないことは十分すぎるほどわかっていて、だから、車で移動できる最低限の公演だけでも…と思ってたけれど、一度でも行ってしまったらムリだった。

もしもの時、万が一の時のことを、最悪の事態を常に想定して、不在にする前準備は完璧に。何があっても大丈夫なように、と心がけ、休日出勤できない分追いつかない業務は平日毎日13時間勤務して間に合わせた。

そうしてでも行きたかった。

私の時間も、公演日以外の平日も、何もかも全部がANSWER中心で回ってた。

結局13公演。そのひとつひとつを鮮明に思い出せる。おみさんが何を言ってくれて、自分がその時どんな感情になったか。どれだけ幸せを感じたか。

…どれだけ次の公演が待ち遠しくて、同じくらいその日がきてほしくなかったか。

 

おみさんがMCで。

MATEへの感謝の言葉を紡ぐたびに、痛む胸と一緒にどんどん私の想いも育ってゆく。

 

昨年のTIJは6公演。

その時にも何度も思った。11年応援してこれなくてごめんなさい。

 

12年前に出逢えなくてごめんなさい。

なんでもっと早く出逢えなかったんだろう。

デビューからずっと応援してこれなくてごめんなさい。

ファンが敵に見えたような、いちばんつらい時に、寄り添えなくてごめんなさい。

 

深い後悔と、決して取り戻せない時間。

それがつらくてせつなくて、仕方なかった。

 

私が出逢ったFULL MOONのおみさんは。

もうMATEを大切にしていたし、幸せそうにしてた。

何かを乗り越えた後だったから。

 

 

この人のファンは幸せだろうな…

って思った。

 

いいな、羨ましいな…

この人にずっとついてきた人達が。

 

そんな想いを抱いたFULL MOON。

私はまだそこから抜け出せもせず、一歩も前に進むこともできてなかったんだと知った。

 

何度三代目のLIVEに行っても、SHOWCASEに参戦しても、決して消えることのなかった胸の痛みが、さらに大きくなった気がして、毎公演涙が止まらなかった。

泣かずに見ることが一度もできず、より深くなる後悔を抱えながら、それでも行かない選択もできはしなかった。

 

たくさんもらった嬉しくて幸せな言葉よりも、瘡蓋になって治りかけた傷をさらに抉られるような痛みと、それでもやっぱり幸せになれる…そんな公演を繰り返した。

 

ゆっくり思い返す間もなく、翌日からの業務に追われ、それでも朝晩通勤時に流すセトリだけが、おみさんの声だけが、私を毎朝出勤させてた。

 

FINAL後の5月、死ぬほど忙しなることも、しんどいことも、わかりきっていて、それでも4月全公演参戦するというめちゃくちゃなスケジュールをやめる選択肢も選べはしなかった。

 

東京公演のAfter the rainで、決壊した涙腺は、その後の公演でも毎回壊れたままだった。

あんなに想いの込められた『You…』の中に、私もいるんだろうか…

と思うだけで、自分にも価値があるんじゃないかと思えて。

 

大阪公演で、『僕と出逢ってくれてありがとう』と言ってもらえた時に、今までとは違う涙が溢れて止まらなくなった。

 

迎えた愛知公演。

名古屋まで2往復、両日朝は出勤というとんでもないスケジュールに、さすがに同僚にも呆れられ心配された。

 

それでも、学校のこと、平日であること、GW連休前であることを考えると、どうしても1泊することはできなかった。

 

会場に着くと、たくさんのMATEさんで溢れてて、この人たちひとりひとりにおみさんへの愛があるんだなぁ…とひとり感慨に耽ってたりもした。

 

広島で撮ったパネル、静岡でも熊本でも並んだ。これが最後なんだと思うと、せつなさしかなくなってしまって、気付いたら涙ぐんでた。

 

たくさんのMATEさんたちと、再会、はじめましてができた、Birthday公演の静岡。

急遽参戦を決めて、アンコール前に泣きながら会場を出るしかなかった東京。

レンタカーまで借りて移動した熊本。

台風の心配をした神奈川。

車で2往復、欲しかった言葉をもらえた大阪。

 

全部思い出しながら、ここまで一緒に走って来られて良かった、という気持ちで心が満ちた。

 

 

FULL MOONはFINALしか行けなかった。

FULL MOONでできなかったことは、全部やる。そう誓って始まった私のANSWER…

 

誓い通り、やり残したことを全部回収して、何ひとつ思い残したことはない。

 

おみさんが、このTOURのことを『本当にあっという間で、こんなにも早くて、儚くて愛おしい時間』と言ってくれたように、

 

私も同じ気持ちで、毎公演毎公演、見つめてきた。

この瞬間、おみさんとMATEは、間違いなく同じ想いを共有していたのだと確信してる。

 

 

FINALで、『ファン歴の長さとか、何がきっかけでとか、僕はどうでもいいと思っていて。ここにいるひとりひとりに、僕との時間がある』

 

そう言ってくれたおみさんの、たった一言は、私の今までをすべて肯定してくれた。

 

深い後悔や、勝手に感じてた申し訳なさとかを、全部救ってくれた。

 

この言葉に出逢うために、どんなにしんどくても、ANSWERをずっとずっと追いかけて、参戦してきたんだなとさえ思った。

 

FINAL終えたら、虚無感でいっぱいになると思ってた。どうやって生きてったら良いかわかんなくなるくらい、無になってしまうと思ってた。

 

でもそうじゃなかった。

ちゃんと残ってた。

 

おみさんと、かけがえのないMATEさんたちと、一緒に過ごした時間や共有したたくさんの想い、おみさんがくれた宝物のようなたくさんの言葉たち。

 

おみさんのANSWERがちゃんと残ってた。

それを大切に抱きしめて、これからも生きていけると思えた。

 

After the rainの捉え方が、TOURを通して変化してると言っていたおみさんと同じで、私もrelease当初は、愛を歌ってるはずの歌が、どこか別れを告げられてるような気がして、せつなくて淋しくて、聴くたび泣いてた。

 

TOUR終わったら、聴けなくなってしまうんじゃないかとさえ思ってた。

 

でも、私の中でも確かに変化していて。

この先を約束してくれているような、今ではそんな穏やかな気持ちで聴いてる。

 

この曲がLAST SONGに相応しいと思いながらも、この曲のあとにアンコールの3曲を持ってきてくれたことに、本当に本当に感謝しかない。

 

この曲で送り出されると…立ち直れる気がしなかったから。

 

けれど、あんなに心のこもったHoGで送り出してもらえて。

明日からも一緒に頑張りましょう、って。

おみさんは、頑張って、とは絶対に言わない。いつもいつも、一緒に頑張ろう、って言ってくれる。

 

FULL MOON以来の『幸せでした』が聞けて、それだけで、私の4年間も昇華された気がした。

『僕のエンタメに関わってくれた人だけでも、自分の手で幸せにしたい』と言ってくれたおみさん…

その言葉通り、こんなにも幸せになれた。

 

あの時、この人のファンは幸せだろうな…

 

そう思った私は、やっぱり間違ってなかった。

 

朝出勤してから、明るい時間に退社することはまずない。

そんな毎日の中、毎晩事務所を出ると、空を見上げて月を探す、それがいつしか日課になった。

 

ずっとずっと、MATEの、私の月でいてくれたおみさんに。

 

いつだって夜空に輝く月の、優しい光に癒されてきた。

それだけで私は、迷うことなくまっすぐ歩いてゆける。

 

君さえいればそれでいい

君はありのままでいい

 

そう私を全肯定してくれたおみさんに。

こんなにも大切に想われてるMATEだから。

おみさんの、MATEだから。

 

私も自分を肯定して、胸を張って生きるよ。

 

 

おみさんさえいればそれでいい

おみさんはありのままでいい

 

私もおみさんを全肯定するよ。

これから先、おみさんがどんな道を選んでも。

何があっても、良い時も、たとえそうじゃない時だって、

 

いつだっておみさんの味方でいる。

 

ここまで想えるおみさんに出逢えたことが、本当に本当に、本当に幸せ。

 

私のすべてかけて、生涯応援すると決めたひと。

 

出逢えた、それだけで間違いなく、私の人生勝ち組。

おみさんと出逢えたから、ずっと繋がっていたい大切な人がたくさんできました。

 

 

一生、おみさんのMATEでいる。

一生、この手を離さない。

 

それが私の見つけた答え。

私の、ANSWER…

 

 

おみさんを通して出逢ってくれた、たくさんの優しくてあったかいMATEさん、ありがとうございます。

ひとりで参戦しても、会場に着けば必ずMATEさんがいてくれました。

MATEさんたちがいなければ、こんなに楽しい3ヶ月を過ごせなかったと思います。

 

ずっとずっと、繋がっていられたら、幸せです。

 

 

minami🌙.*·̩͙